クレーンオペレーター 事故を起こす人の危険な考え方【あなたはこんな考え方をしていませんか?】

クレーンのすべて

クレーンオペレーターで、事故を起こしたくない方へ。

「毎日、違う作業、違う職人、違う現場での仕事の中で事故はつきもの…けれど、事故は起こしたくないしそのために必要なことが知りたい」



このような、お悩みにお答えします。

結論を先にぶっちゃけますと、事故を起こさない考え方は

【事故だけは絶対に起こさない】

と、日頃から強く意識することです。



■本記事の概要

・事故を起こす人の危険な考え方

・普段から意識すべきこと

・まとめ



この記事を書いているわたしは、クレーンオペレーター歴5年目。

無事故歴は4年半になります。

他のオペさんから

「事故起こさなさすぎてすげぇな。笑」

と、言われることもあります。



信頼性は、わりとあるかと思います。

これから先、事故を起こしたくない方はぜひご覧ください^ ^

事故を起こす人の危険な考え方



頻繁に事故を起こす人と、何年間も無事故で仕事をこなす人。

この両者は、考え方が大きく違うと思います。

前者の、事故を起こす人は

「別に大丈夫じゃない?」

「たぶん、いけるだろう」



その他にも、気を引き締めるべきポイントを分かっていないことが多く感じます。

例えば、ジブ出しの最中に監督、職人、ガードマンと喋ってしまうとか…。



一方、後者の何年も無事故で仕事をこなす人は

「行けるか…?いや、降りて確認したほうがいいな」

「それじゃ、できない(キッパリ)」

「コレって、大丈夫ですか?もし、何かあってもわたしは責任取れませんよ」



このように事前に、ある意味で伏線をはります。

「逃げ道を用意しておく」と、表現してもイイですね。

大切なのは「だろう運転」ではなく「かもしれない運転」です。



この細さのワイヤーで荷物を吊った場合、別に大丈夫「だろう」ではなく、ワイヤーが切れる「かもしれない」と考えましょう。

狭い道へ侵入するときや曲がるとき、当たらない「だろう」ではなく、当たる「かもしれない」と考え、運転席を降りて一旦、確認するのです。

もし、事故を起こした場合の逃げ道は確実に用意しましょう。



☑️なぜテンパってしまうのか

テンパってしまう原因は、さまざまなものが考えられます。



テンパってしまう主な原因を、3つ書きます。

・経験がないことだから

・適切な対処法がわからず、頭の中でいろいろな対処法を考えてしまうから(頭が混乱)

・時間に追われているから、職人に急がされているから

深掘りします。



・経験がないことだから

例え話をするとわかりやすいと思いますので、マスクが買い占められてマスクが手に入らなくなったときを思い出してください。

そうです、つい最近の出来事です。



あのとき、わたしも含めてみなさまかなりテンパりましたよね?

アレはまさに「経験がないことだから」です。



「え、この状況でマスクが手に入らないってヤバいんちゃう?」

「これって誰の責任?オイ、政府!マスクを一般庶民の元に配るように手配しろ!」

「あそこのドラッグストアは9時開店と同時に、マスクが少数だけど店頭に並ぶらしいよ!わたしたちも朝早くからお店の前に並ぼう!」



すべて「経験がないことによってテンパったから」起きたことだと思います。

クレーンでいうなら、マゴ出しの最中にどこかのコネクタが外れていてジブが出ないときなど…。

テンパってしまいピンの入れ忘れなど、その後もさらに重要な事故に繋がる恐れがありますよね。

経験がないせいでテンパったときは、一呼吸置いてまずは状況を整理したり、全体像をみましょう。



・適切な対処法がわからず頭の中でいろいろな対処法を考えてしまうから(頭が混乱する)

ワイヤーが乱巻きしているのはドラムカメラで確認しているが、このまま作業を続けるとどうなるのかが分からない…。

というか、乱巻きをどうやって直せばいいかわからない。



「乱巻きってヤバいって聞くし…」

「え、このまま作業を続けたらもしかして事故につながる、、、?」

「ちょっと、職人さん待って!ヤバいヤバい、どうしよう…」



適切な対処法がわからないときは、まず取扱説明書をみる。

取扱説明書に記載がない場合は

「人に聞く!」



分からないなりに、自分で考えて解決しようとした結果、さらなる事故につながることも考えられます。

もしそうなった場合は

「なぜそんなことをしたんだ?分からないなら人に聞けよ」

と、言われるのがオチです。



分からないことを少しでも減らすために、普段から取扱説明書はよく読んでおきましょう。

適切な対処法が分からない場合は、ムダなプライドは捨てて人に聞きましょう。



・時間に追われている、職人に急がされているからから

次の現場があるときは、はやく作業を終わらせてクレーンをたたみたいですよね。

作業を早く終わらせるために、自然と操作も雑になることがあります。



合図をされる前にフックを巻いてみたり、予想して勝手にクレーンを動かしたり…

朝イチに職人が急がしてくるのも、テンパってしまう原因のひとつです。



現場に着くなり

「オペさん孫出して」

「もうすぐ終わる?」

「先に無線貸して〜」

など…



コレらに共通して、解決できる方法があります。

それは

【事故だけは絶対に起こさない】

と、強く意識することです。



むしろ、事故さえ起こさなければ次の現場に遅れても、職人を待たせてイラつかせても、何をしてもいいと考えてしまうといいです。

わたしは実際、そのように考えて日々働いています。

その考えこそが、4年半も無事故で過ごせている大きな要因だと思います。



以上、3つのテンパってしまう原因を解説しました。

なぜテンパってしまうのかがわかれば、テンパったとき自分がすべき行動が見えてきます。

自分がすべき行動がわかれば、事故を起こさないことにつながります。

ぜひあなたも、この考え方を取り入れてみてください^ ^



☑️事故を起こしそうなときの注意点や対処法

「なんかヤバいかも」

作業中こう感じたことは、みなさまもあるはず。



そんな、事故を起こしそうだと感じたときは自分の逃げ道を用意してください。

逃げ道とは、もし事故が起きても自分のせいにはされないようなことを言います。



「わたしは危ないと思ったから、一声かけたよ。でも、職人さんがそれでも良いって言うから動かしたんだよ」



このように逃げ道を用意しておくと、もしもの場合でもオペレーターに不利になる状況は減らせます。

事故を起こしそうだと感じたり、孫出しなどよく事故が起きる作業をする場合は、事前に逃げ道を用意しておきましょう^ ^

ここでもやはり【事故だけは絶対に起こさない】という考え方が、感じられますね。



普段から意識すべきこと



事故を起こさないために、普段から意識すべきことはたくさんあります。

箇条書きで書いていきます。



・逃げ道を用意する(解説済み)

・【事故だけは絶対に起こさない】と、強い考えを持つ(解説済み)

・取扱説明書をよく読んでおく(解説済み)

・「だろう運転」ではなく「かもしれない運転」をする(解説済み)

・他のオペさんの事故事例について、自分ゴトとして捉え、深く考える



上記4つは解説済みですので、最後の「他のオペさんの事故事例について自分ゴトとして捉え、深く考える」

を解説します。



・他のオペさんの事故事例について自分ゴトとして捉え、深く考える

自分が事故を起こさなくても、他のオペさんが事故を起こしてくることは多々あります。

そんな場合は

「なぜその事故は起きたのか?」

「ヒューマンエラーか、それとも仕組みが悪いのか?」

「どうすればその事故は防げたのか?」

「自分ならこうする、解決策をいくつか考える」

などなど。



まるで自分が事故を起こしたかのように、他のオペさんの事故事例について深く考えましょう。

トン数は、別に関係ありません。

“大きなクレーンだから起きた事故”だと考えず、自分のクレーンでも最悪の場合はあり得るなと、捉えましょう。



そうすればもし同じような状況に遭遇したとき

「こうすれば防げるから一旦、職人さんにも声をかけよう」

など、改善策が自然と頭に浮かびます。

ぜひ取り入れてみてください^ ^



☑️オペレーターがすべき安全対策

「これさえ守っていれば、普通はオペレーターのせいにはならない」

といった、日頃から行うべき安全対策や実際の逃げ道の作り方について書きます。



・危ないと思ったら一声かけておく(もしかしたらこのタイルの上にクレーンを乗せると割れるかも)

・自信がない場合は、周囲の人間に見てもらいながら行う(バック時など)

・取扱説明書をよく読んでおく

・怖いときは止まる(玉掛けが怪しいとき、こちらが優先道路だが視界が悪いとき)

・トラックの荷台のアオリは極力開けてもらう

・周囲のぶつかりそうなものは、事前にどかしてもらう

・したことのない作業で、危険だと感じたときは会社の人間に電話で聞く

・合図を復唱する



日頃から意識すべきことはたくさんありますが、すべて自分のためです。

事故を起こさないための安全対策は、しっかりと行いましょう^ ^



まとめ



最後に今回の記事をまとめます。

・「だろう運転」ではなく「かもしれない」運転

・逃げ道は確実に用意する

・【事故だけは絶対に起こさない】と、強い考えを持つ

・取扱説明書はよく読んでおく

・他のオペさんの事故事例について、自分ゴトとして捉え、深く考える

・テンパってしまう理由は「経験がないことだから」

・分からないことは素直に人に聞く



クレーンオペレーターは毎日、事故と隣り合わせで働いています。

現場には落とし穴や罠だらけです。

【絶対に事故だけは起こさないぞ】

この考えを、ぜひ取り入れてみてください^ ^



今回の記事が、みなさまの参考にすこしでもなれば幸いです。

これからもご安全に!

また次の記事で

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