クレーンオペレーター 事故【わたしが起こした唯一の事故の話】

クレーンのすべて

クレーンオペレーター(特にミニラフター)のオペさんへ。

新人オペレーター
新人オペレーター

「匿名オペさんは、無事故歴4年半らしいけど、事故を起こしたことはないの?」



もちろん、わたしも事故を起こしたことはあります。

けれど、事故報告書を書いて事故扱いになったのは、たったの1件だけ。



先に結論をぶっちゃけますと、唯一起こしたことのある事故は「伸縮作業」です。



■本記事の概要

・わたしが起こした唯一の事故の話

・なぜ事故を起こさなくなったのか

・まとめ



このブログを書いているわたしは、現役のクレーンオペレーターでクレーンオペレーター歴は5年目になります。

無事故歴は4年半。

他のオペさんから「事故を起こさなさすぎて、凄いね」と、褒められることもしばしば。



無事故に関しては、正直「自負」しているほどです。

自分でも凄いなと。笑



最近ではSNSを通して、新人オペさんから相談をいただくこともあります。

この記事では、特にミニラフターのオペさんへ向けて、記事を書いていきます。

もちろん、クレーンオペレーター全員に見てもらいたい内容ですので、ぜひご覧ください^ ^





わたしが起こした唯一の事故の話




わたしが唯一の事故を起こしたのは、クレーンオペレーター1年目の初心者の頃でした。

その頃の担当機種は、タダノの12トンラフター。



作業内容は、先ほども書いたように「伸縮作業」です。

ですが現場は、建屋内ではなく「変電所」です。

クレーンをセットする真上に電線が走っており、伸縮作業でガイシを揚重するといったものでした。



朝イチに現場に着くと、お客さんから

「作業がはじまるのは14時ごろだから、それまで待ってて」

と、言われました。



わたしは当時まだ18歳で、イケイケ感が残っており

「それなら近くのコンビニにいるから、作業する時電話して欲しい」

と、お願いをしてコンビニへ立ち読みをしに行ったのを覚えています。

根っからのマンガ好きです。笑



それに昔から自由なタイプだったので、クレーン を現場に置いてコンビニに行くことに、1年目の頃から何の抵抗も感じませんでした。笑

猛者感。

(感じた方がいいと思うよ、うん。)

10時ごろからコンビニで立ち読みをし始め、お昼過ぎにはお客さんから、作業を開始するとの電話がきました。



現場に戻ってから、やっと作業内容を確認します。

(ココがもはや間違い。現場に着いた瞬間、作業内容は確認するべきです)



作業内容を確認して、電線の真下にクレーンをセットします。

伸縮作業は何度か経験しておりましたので、作業はスムーズに進みました。

お客さんは最初、作業が無事にできるかできないか不安そうにクレーンを見ていましたが、わたしがうまく伸縮操作をしてガイシを荷取りしていると、安心した表情に変わりました。



「おぉ〜できたできた、良かった^ ^」

こんな話し声も、クレーンの外から聞こえてきたほどです。



得意気になるわたし。

思わず高速になる操作。

初心者のオペレーターが、いつもどおりの運転ができなくることは容易に想像できます。

だって、めっちゃ嬉しいですもん。笑



「やってやった感」を感じつつ作業を進めていると「やっちゃった感」が、急に襲ってきました。

荷物(ガイシ)が、クレーンの近くに止まっていた車のトランクに当たったのです。

クレーンの近くというより、吊り荷の真下です。



実は、ガイシを揚重している時、ずっと車の上を通過していました。

移動させるスペースはなかったので、コレばかりは仕方ありませんでした。

しかし、その車はトランクを開けっぱなしにして駐車していました。

(職人さんの道具の出し入れのためでしょうね)

こんな状態です



当たり前ですが、伸縮作業でブームを縮めているときは、フックを巻かないとフックが下がってきます。

もちろんそのように作業をしていましたが、作業が進みクレーン操作が徐々に高速になるにつれ、フックを巻くレバーの指の力が、気づかぬうちに弱めてしまっていたのです。

すると、吊っていたガイシは当然、地面の方向に下がっていきます。

かなり高速で作業をしていたので、荷物が下がっていったというより「落っこちた」ように見えたほどです。



「ドンッ」



大きな音とともに、職人さんからも

「オイッ!何してるんだよ!」



と、怒号が飛んできました。

(個人的な言い訳としましては、介錯ロープが持てる高さでキープしつつ、上の電線も気にしつつだったので、荷物が下がっていっていることに気がつくのが遅れたんだと思います)



とりあえず、作業を一時中断して会社の担当営業に電話をして、現場に来てもらいました。

たしか、被害額は40万円ほどだったと思います。

コレが、わたしが起こした唯一の事故です。

正直、他にも事故はありますが事故報告書を書いて完全にわたしが悪かったのは、この1件だけ。




☑︎初心者がやりがちな失敗



この事故から学ぶべき教訓は、いくつかあります。

・現場に着いた瞬間、作業内容を確認すること

・介錯ロープに気を取られたこと

・お客さんの表情に、一喜一憂したこと

・コンビニに行ったのは、別に良い



「作業がはじまるのは、お昼過ぎだから」

たとえそう言われたとしても、作業内容とクレーンのセット場所くらいは聞いておくべきです。

そうすることで、なんとなくのイメージが掴めますし、危険なポイントや注意点が事前に把握できることもあります。




・介錯ロープに気を取られる

正直、この日以降も介錯ロープに気を取られて、事故になりかけたことが何回かあります。

なので個人的には、介錯ロープ大っ嫌いでした。笑

介錯ロープよりも、まず気にしないといけないのは「吊り荷」です。

優先順位を間違えないようにしましょう。



・お客さんの表情に、一喜一憂したこと

この時は、お客さんが喜んでいたことに、自分も嬉しくなっていました。

感情は、指にでるものです。

嬉しくなる→思わず高速な操作になる→事故を起こす

なんとも間抜けな図式。。。

職人さんが忙してくる時や、お客さんが機嫌が悪そうな時もあります。

そんな場合でも、冷静に慎重な操作を心がけましょう。

感情は、指にでますからね。




なぜ事故を起こさなくなったのか

わたしはこの日以来、事故を起こしていません。

そして、事故に対する意識も変わりました。



ぶっちゃけ今では

「事故を起こしたら終わり」

だと思っています。

おおげさではなく、本気で思っています。



この考えがあるのは

「事故らなければ、遅刻をしても怒られても良い」

と、考えるようになったからです。



たとえ寝坊をしても、慌てず対処するようになりました。

慌てて事故を起こすよりはマシです。

もちろん、寝坊をしないことが一番です。笑



クレーンオペレーターに事故は、つきものです。

毎月、何かしらの事故やヒヤリハットは起きていると考えてもいいほどです。

それくらい、リスクや危険と隣り合わせのこの仕事。

無事故でい続けるだけで、評価が上がるのはもうお分かりでしょう。笑

コレは、わたしが22歳で50トンラフターに乗らせてもらえた、理由のひとつだとも思います^ ^



「事故を起こしたら終わり」

「事故らなければ、遅刻をしても怒られても良い」

この2つを強く意識することで、わたし自身の行動が変わっていったと思います。



思考が変われば、行動が変わる。

「思考が変われば、クレーン操作が変わる」





まとめ



以上が、わたしが起こした唯一の事故の話になります。

伸縮作業はミニラフターに多いので、ミニラフターのオペさんは何か参考にしていただければ幸いです。

もちろん伸縮作業に関わらず、事故に対しての考え方の参考になると思いますので、すこしでもあなたの参考になれば幸いです。



最後に、リラックスアイテムでも貼っておきます。

緊張した時や焦った時は、まずは身体からほぐしていくのも良いかもしれません。笑



SNSでのメッセージも、いつでも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください^ ^

それでは本日もご安全に!

また次の記事で

コメント

タイトルとURLをコピーしました