クレーンオペレーター【職人さん向け】吊り荷を触るタイミング

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Crane operator Johnny Kooker is photographed at his work site on Thursday, June 29, 2017, in San Francisco, Calif. (Aric Crabb/Bay Area News Group) (Photo by MediaNews Group/Bay Area News via Getty Images)

日々クレーンオペレーターを相手に、クレーン作業をしている職人さんへ。



職人さん
職人さん

「いつもクレーンオペレーターを相手に、玉掛けや合図をしているが、クレーンの吊り荷やフックを触るタイミングが、イマイチ掴めない。

クレーンオペレーター本人に聞きに行くわけにもいかないし、現役のクレーンオペレーターの意見を聞きたい」



こういった疑問にお答えします。



■本記事の内容

・吊り荷を触るタイミング

・クレーンオペレーターはどこを見ているのか

・まとめ



この記事を書いているわたしは、現役のクレーンオペレーター。

担当車両は50トンラフターで、クレーンオペレーター歴は5年目になります。

高校を卒業した18歳の頃から12トンラフタークレーンに乗り、クレーンオペレーターとして働き始め、今まで色々な職人さんを見てきました。



現在はクレーン関係の発信をしており、Instagramフォロワー数1,610人、Twitterフォロワー数317人。

このブログは毎月、約2,000人の方が見にきてくださります。



クレーンオペレーター、職人さん両方が働きやすい環境になれば良いなと感じます^ ^

そのような考えをお持ちの方は、今回の記事をぜひご覧ください。



吊り荷を触るタイミング



まず、吊り荷やフックを触るシチュエーションを考えてみましょう。

大きく分けて3つのパターンが考えられます。



・玉掛けの際、フックを持ってきてもらう時

・荷物が目的の場所にきて、吊り荷からワイヤーやクランプを外す時

・手で支えながら、低空で荷物を移動させる時



正直に言いますと「このタイミングで吊り荷やフックに触るべき」と言い切ることは、クレーンオペレーターそれぞれに考えが異なりますので、難しいです。

あくまでわたし個人の意見として、参考程度に捉えていただけると助かります。



わたしが考える吊り荷を触るタイミングは

・揺れが止まった時

・吊り荷やフックが自分に向かってきた時

・吊り荷やフックが揺れており、手で止めないとものに当たる時

この3つかなと思います。

3つ全て、無線作業ではなくクレーンオペレーターから吊り荷やフックの状況が見えている状態を、前提に深掘りしていきます。



一つ目の「揺れが止まった時」は、吊り荷やフックが大きく揺れていない時です。

大きく揺れていて、手で止められないと感じた時は、下手に手を出さない方が良いでしょう。

慎重な操作によって、綺麗に目の前にきた時吊り荷やフックに触りましょう。

匿名オペさん
匿名オペさん

下手に手を出したら、怪我することもあるで。



二つ目の「吊り荷やフックが自分に向かってきた時」に関しては、自分の手で揺れを止めないと自分自身が怪我をしそうな時です。

この時のクレーンオペレーターの心理としては「頼む、止めてくれ」です。笑

吊り荷やフックが目の前にきたら触ると、考えていれば大丈夫です。

たまに、吊り荷やフックが目の前に来ているのに触ろうとしない職人さんがいらっしゃいますが、あれは辞めてください。

目の前に来たら、素直に荷物に手を添えてください。



三つ目の「吊り荷やフックが揺れており、手で止めないとものに当たる時」に関して、こちらも先ほどと同様にクレーンオペレーターは「頼む、止めてくれ」と考えています。

このまま放っておくと、荷物やフックがものに当たると感じた時は、怪我をしない範囲で止めてやってください。

吊り荷やフックが揺れていなくても、例えば吊り荷が長物で回転した際、ものに当たりそうな時は解釈ロープを引っ張って止めてください。

荷物の回転は、クレーンオペレーターは普通どうすることもできません。



触ってはいけないタイミング

逆に「吊り荷やフックに触ってはいけないタイミング」を考えてみましょう。

こちらもわたし個人の意見ですので、あくまでも参考程度に。



・吊り荷やフックが大きく揺れており、触ると怪我をする危険性がある時

・フックが空荷(何も吊っていないフックだけの状態)で、次の荷物を玉掛けするためにブームを動かしている時



いま思いつくのは、この2つです。

一つ目の「触ると怪我をする危険性がある時」は、例え目の前に吊り荷やフックがきていても触らない方がいいです。

「このくらい揺れていたら触るな」と、具体的に数字で示すことは難しいので、その辺りは個人の感覚で大丈夫です。

職人さんが危険だと感じて触らないようにしていると、クレーンオペレーターもその空気を察して、揺れを止めにいきます。



特に強調して言いたいのは、二つ目の「フックが空荷(何も吊っていないフックだけの状態)で、次の荷物を玉掛けするためにブームを動かしている時」です。

カンタンに言ってしまうと、フックを引っ張る人。

もしくは、吊り具(ワイヤーなど)を長い距離で引っ張っていく人。

あれは本当にやめてください。

理由はシンプルで、吊り心がわからなくなるからです。

毎回の地切り時に、吊り心をみてくれるのならいいですが、そんな職人さんもおそらくほぼいらっしゃらないでしょう。

(毎回正確に合わせられると、クレーンオペレーター側も面倒ですし)

フックを引っ張って持っていくのは、本当にやめてください。



クレーンオペレーターは怒っている?

クレーンオペレーターは運転席に1人で座って作業をしているので、表情が読みにくいことがあるかと思います。

「怒っているのかな?」

「今のはマズかったかな?」

このように考える心優しい職人さんもいらっしゃるでしょう。



コレに関しては「あまり気にしなくていい」というのが結論。

理由はシンプルで、クレーンオペレーターはかなり多くの職人さんと仕事をしたことがあり、あなたの言動なんてその中の1人にしか過ぎませんよということ。

一人一人に気を張りながら過ごしていると、クレーンオペレーターは病んじゃいます。笑

もちろん、優しく接していただけると非常に嬉しいですが、あまり気にし過ぎなくてもいいんじゃないかな〜と、個人的には感じます。





クレーンオペレーターはどこを見ているのか?



クレーンオペレーターは、全体を見ています。

・職人さんの手元

・合図

・ブーム

・吊り荷の状況

・玉掛けの状況

・次の地点

・車内のコンピュータ画面

・アウトリガや地盤の状況



かなり多くの場所を見る必要があり、ちょっとしたミスには気が付かないこともあります。

もし「怪しいな」と感じたら、クレーンオペレーターに直接聞いてみるのもアリです。

クレーンオペレーターと職人さん、両者の良い関係が成り立たないと、良い作業は成立しません。



匿名オペさん
匿名オペさん

「スマホ」も見ていることは、絶対に内緒やで



クレーンオペレーターが喜ぶ合図や玉掛け方法

クレーンオペレーターが喜ぶ合図や玉掛け方法を、箇条書きしていきます。



・ゆっくり大きい手振りの合図

・革手を外し、指が見えやすい状態での手合図

・地切り後、一度操作を止めて確実に玉掛けを確認する

・指差呼称

・吊り具の適切な選定

・吊り荷を巻き上げたら、少しだけでいいのでその場から離れる(頭上に吊り荷がある状態で居座らない)

・クレーンオペレーターから見える位置での手合図



クレーンオペレーターが喜ぶ玉掛け方法は、非常にシンプルです。

めちゃくちゃ安全なもの

コレに尽きます。



ワイヤーで1本吊りをしてみたり、ワイヤーの強度を超えた重さの荷物を吊ってみたり。

コレらの行為をクレーンオペレーター(あくまでわたし)は、嫌います。



合図が手合図の場合は、とにかくゆっくり大きく合図をしてください。

鏡で見ると分かりやすいですが、あなたの合図は超高速です

あなたが考えているより、せっかちに見えています。

あくまでわたしの場合ですが、大きく分かりやすい合図が好きです^ ^



他者思考性の重要さ

コレはクレーンオペレーターと職人さん、両者に言えることです。

他者思考性を身につけると、仕事だけでなく世の中が生きやすくなります。

人って結局は、自分のレンズを通して物事を捉えちゃっているんですよね。



仕事を通して、他者思考性をぜひ身につけちゃいましょう✌︎

オススメの本のリンクを貼っておきます。



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まとめ



【吊り荷に触るタイミング】の記事は以上になります。

あまり書くことがない職人さん向けの記事でした。

今回の記事の内容は、あくまでわたし個人の意見です。

クレーンオペレーター全員がこのような考えかと言われると、そうは思いません。

参考程度に受け取っていただけると幸いです^ ^



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今回の記事が、すこしでもあなたの参考になれば幸いです。

本日もご安全に!

また次の記事で

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