おつかれさまです。
今日は50トンラフターの走行練習をしました。
車幅:2.96m 全長:11.870m
バケモノ
“25トンラフター”でも乗りたての頃はデカさにビビっていましたが、そのさらに上をいきます…。
ちなみに25トンラフターは
車幅:2.62m 全長:11.130m
どちらにせよかなりデカイです。
よく街中で見かける”10トントラック”よりも車幅がデカいので、気をつかうこともかなり多いです。
運転できる方はやはりプロですし、尊敬します。
そんな”25トンラフター”のさらに上のバケモノを運転してきました。
先導車はつけず、後導車のみついてもらいました。
無線機を使用して
「次の交差点で右折します〜」
や
「○○さんはここの道、いつも通りますか?」
などの会話をしていました。
「職人の方の無線機でゴメン」
とニコニコな顔で、無線機を渡してきたあのオペさんは末代まで呪ってやる…
いつもは、音楽を流し、ひとりごとを喋り、マナーの悪い車に英語で文句を言ったり…
きょうは無線機を繋いでいたので、いつもの調子とはいきませんでした。
なんだか胸がムカムカするような…
耳がムズムズするような…
それは職人用の無線機のせいや。
25kmほどのルートを軽く打ち合わせしましたが、やはり本番はまったく打ち合わせ通りにいきませんでした。
「やっぱりここの道をまっすぐつっきろうよ」
と言われ、片側二車線の”超激せま”な道を走ることに…
やっぱりあのオペさんは末代まで呪ってやる…
クレーンオペレーターでない方はわからないと思いますが、車幅の広いラフタークレーンは平気でセンターラインを割るんですよね。
“踏む”のではなく’割る”
運転席に座っている自分がセンターラインの真上にくる感覚です。
幸い片側二車線ですので、対向車線にはみ出ることはなかったですが、道によっては対向車線にはみ出て走行することもあります。
「このピンクの車の女の子抜かしたそうだけど」
しるか!!!!
です。
コッチは半年ぶりに”人生で2回目の車幅2.96m”の走行中です。
きょうだけは何度か両手でハンドルを握りました。
「そうそう、そんな感じでハンドルを切ればいいよ〜いい感じ。」
クレーン操作で褒められることはありますが、クレーンの走行で褒められた経験はあまりなく、新鮮な気持ちになりました。
やっぱり末代まで呪うのはかわいそうなので、こどもの代までにしようかな…
ですが、
「あ、いまの走行はないわ。」
や
「ん〜ダメだな。」
と、ハッキリと指摘をされることもありました。
やっぱり末代まで呪ってやる…
のは冗談で、いつも褒められてばかり(調子にのってスミマセン)な私としては、これまた新鮮で逆に”感謝”の気持ちになりました。
その方は車幅3mの60トンまで乗りこなすベテランオペさんで、そんな方の”生きた意見”はとても貴重です。
そのような方に褒められるとやはり嬉しいですし、逆に指摘されるとショックですが自分も”まだまだだな”と気持ちが引き締まる思いになります。
あれこそが「アメとムチ」
久しぶりにアメとムチを喰らうと、少し耳がこそばゆい感じがします。
それは職人用の無線機のせいや。
改めて思いますが、あんなにもデカいラフタークレーンを走行するための免許が
大型特殊のみ
なのが非常に「謎」です。
大型免許が必要な車両より大きいですからね。
そしてこれだけではありません。
大型免許が必要でないということは、すなわち
教習がない
ということです。
きょうは”走行の練習”をしたと言いましたが、バリっバリの”本番”です。
即、公道です。
普通免許のように教官が隣でブレーキを踏んでくれるなんてことはありません。
ぶつけたら終わり。
即、終了です。
すべて自分の責任です。
ですので、無線機を使って先輩オペさんに後導してもらいます。
渡してきた無線機は職人用でしたが…
これこそがクレーンオペレーターの凄さの一つだと思います。
クレーン操作はヤード内での練習ができますが、走行は教習なしのぶっつけ本番。
やはり全国のクレーンオペレーターの方を尊敬します。
クレーン操作に必要な
「移動式クレーン免許」
と、クレーンの走行に必要な
「大型特殊免許」
はもっと評価をされても良い、コスパの良い資格だなと思います。
長くなりましたが、きょうはそんな一日でした。
充実感に包まれて一日を終えることができました^ ^
明日もよい日になりますように。
みなさまも無事故でご安全に。
また次の記事で。
コメント
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[…] 【プロ】ラフタークレーンオペの凄さ 走行編 走行練習をしたその日に記事を書きましたので、臨場感や緊張感が伝わるかと思います。笑 […]