わたしは現在、50トンラフタークレーンを担当しています。
機種はTADANOのGR500N-1。
メインブームは41.2m。
ジブは2段式となっており、8mと12.7mです。
全てのブーム、ジブを伸ばしきると合計で53.9mになります。
こんな感じです↓

若干22歳なわたし。
乗り替わりの際、ヤード内でジブを12.7mまで伸ばして操作をしたことはあります。
ですが、現場作業ではまだ、したことがありませんでした。
今日は、そんなわたしの12.7mジブ、デビュー戦。
作業内容は「型枠パネル荷揚げ」です。
風で煽られて、クルクルとすごいことになりがちなアレです。
わたしが待機中に、激写したったヤツです。
タイトルは【吊り荷が浅田真央】
今日の作業的には、8mジブでも作業は可能です。
しかしこの際なら12.7mまで伸ばしちゃおうと、一念発起(?)して、操作をしてみることにしました。
感想を一言で言うと、、、
「言葉にできない」
いや、言葉にせぇい!
一言であらわせぇい!
そんなみなさまの声が聞こえてくるのは、気のせいでしょうか。
気を取り直して一言であらわすと
「ビヨンビヨンのフワンフワン」
そうだ、寄っとこフランフラン。
なんて、ゆーとりますけれども。
心の中は「不安不安」です。
正直な感想としましては
「案外、乗れる」
です。
(最初から、そう言え)
ですが予想通り、作業内容によっては8mからジブは伸ばさないほうがいい、と思いました。
78°までブームを起こしても、作業半径は11.5mです。

つまり、クレーンの近くの資材が「吊れない」はめに。
作業半径8.5mに荷物を置かれたときは、発狂ものでした。
ですが、職人さんもコチラの気持ちを、なんとなく分かってくれたようで、近くに置かれたのはその荷物のみでした。
(わたしがあまりにも、あからさまにイヤな顔をするので。笑)
その荷物を吊りあげる際は、メインブームを35mまで縮めました。
(ジブを装着してたら、ジブの重みでブームの伸縮の際、しゃくらないことに気がついた。)
41.2mまで伸ばしてジブを12.7mまで伸ばした時の操作感としましては
「乗れなくもないけれど、気はつかうよね」
と、いったところでしょうか。
50トンラフターは、ジワーッと動かそうと思えば素直にジワーッと動いてくれますので、おでこから冷や汗がジワーッと、なんてこともありませんでした。
実際の操作風景はこんな感じです↓
切り取っています。笑
ジブが右に傾いているように見えるのは、気のせい…?
ジブ出し(孫出し)作業は、面倒くさいですが
「12.7mジブを楽しんでやるゾ‼︎」
と、作業前に意気込んだところあら不思議。笑
ジブ出しがまったく、苦ではありませんでした。
(完全に言いすぎた。30%楽しい。残りの70%は、ちゃんとダルかった)
なんにせよ今日は、週末に1週間の中で1番ツライ仕事をしようと、思い立った自分を褒めたいです。笑
すごい後悔はしてる。うん。
とりあえず、ジブを開発したお偉いさんのことは、誰よりも恨んでいます。ニッコリ
(↑笑いながら刺すタイプ)
連日のジブ出しによって、体はかなり疲れていると思います。
明日(日曜日)は、ゆっくりと体を休めようと思います。笑
それではみなさま、良い週末をお過ごしください^ ^
また次の記事で
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