わたしは現在、50トンラフターと呼ばれるクレーン車を担当しています。
メーカーはTADANO。
機種はGR500N-1というものです。

写真から伝わるように、まあまあ古い機種です。笑
メインブームの長さは41.2mです。
ジブ(孫)の長さは8m、補ジブ(ひ孫)まで伸ばすと長さは12.7mとなります。
全てのブーム、ジブを伸ばしきれば、長さは53.9mにもなります。
以前乗っていた25トンラフターは、ジブ(孫)の長さは8m、補ジブ(ひ孫)まで出すと13mありました。
25トンラフターの方が、ジブに関しては50トンラフターよりも30cmですが、長いのです。
(機種にもよると思います)
25トンラフターに乗っていたときは、メインブーム30.5m+ジブ13mの計43.5mで、ずいぶん長く感じました。
しかし、現在乗っている50トンラフターですと、ジブを1段目しか伸ばしていなくとも合計で
49.2m
となります。
25トンラフターと比べると、かなり長いです。笑
こんな長いブームを操作した感想は
「案外、いける」
むしろ、25トンラフターでひ孫を出しているときの方が揺れました。
50トンラフターではまだ、ひ孫を出して作業はしていませんので、ひ孫まで出すと50トンの方が揺れることもあるのか…?
25トンでひ孫作業のときより、気を使わなくても揺れないなという感想です。
大きなクレーンになればなるほど、揺れにくい。
当たり前といえば当たり前か…
実際の作業動画はこんな感じです↓
実際に現場で操作をした回数は、夜間作業が1回と日中に「型枠材や足場材」を荷揚げしたのが2日間で、まだまだ50トンのジブ作業の経験は少ないです。
夜間作業では、フックやブームが真っ暗闇で見えなかったため、親フックをかなり垂らして作業をしました。
親フックを垂らしていると、旋回時に親フックの重さで流される感覚がありました。
夜だから、なおさら怖い。笑
昼間のように見えているわけではありませんから、夜間作業は慎重にすべきですね。
(わたしは、振り回しましたけど。笑)
ちなみに夜間作業では、作業半径30.5mのところに定格総荷重0.4トンの荷物を持っていきましたが、この作業半径ならひ孫を出したほうが性能が強いようです。
ひ孫は油圧で伸びますので、最初から伸ばしておいた方が良かったかもしれませんね^ ^
(揺れそうだから、結局伸ばしませんでしたけど)
メインブーム、孫、ひ孫の性能表を見比べてみるのも勉強になり面白いです^ ^
50トンですと、メインブームで30°、孫を出した状態だと50°くらいまでしかブームが倒れません。
前方性能もないですし、初めて乗ったときはブームが倒れないことにすこし驚きました。笑
頑張ってブームを倒そうとした記事はコチラになります↓
どんなトン数のクレーンでも、メインブームの操作の仕方、孫の操作の仕方、ひ孫の操作の仕方がありますね^ ^
12.16.25.50トンのクレーンを乗ってきましたが、そう感じます。
(あ、ちなみに1番楽なのは16トンでした。笑)
この記事が、すこしでもみなさまの参考になれば幸いです^ ^
それでは本日もご安全に!
また次の記事で
コメント